いちごの出回る季節になったので、栗原さんちのおやつの本（通称？・おやつ本）のレシピからいちごのフローズンヨーグルトを作った。生クリームを8分立てにホイップする、とあったけど、ハンドミキサーがないのでプロテインシェイカーに入れてシェイクしたらあっという間に固まってくれた。便利。
母が栗原ファン（？）で栗原さんのレシピ本は家の本棚にたくさん並んでいたのだが、その中でもこのおやつ本は子供の頃から何度も何度も手に取って眺めては空想おやつ時間を過ごした一冊。実家から貰ってきて今は自分の家の本棚に置いている。初版は1991年で手元にあるのは1993年発行のものだった。Amazonで見ると現在26版でまだまだ売れているらしいからすごい。
ところで栗原さんのレシピはご自身のWebサイトやメグミルクのホームページなんかでも参照可能なのだけど、おやつ本のレシピと比べると材料、分量、手順に若干のアップデートがかかっているのがわかって面白い。例えばいちごのフローズンヨーグルト、おやつ本ではヨーグルト500gなのに対してメグミルクのサイトだと1カップとなっているし、スコーンだとカッテージチーズの代わりにヨーグルトが使われている。（もちろん本のコンセプトやスポンサーへの配慮もあるだろうけど）だからといって新しいレシピの方が30年前のレシピよりも普遍的に美味しいのかというとそういう話でもないと思う。レシピというのはもちろんより美味しくてより簡単に、という方向に進化するだろうけど、それと同じくらい家庭環境の変化、味覚の変化、時代の変化が反映されるもの。そこに優劣はなく、ただその時代の味があるだけ。長く同じものを作り続け、時代ごとの微妙な変化を楽しむのが人生100年時代の大人の遊びなのかもと思う。
深夜に作り始めたので一晩凍らせるとかちかちに凍ってしまった。室温で20分ぐらい置いてようやく食べごろに。さっぱりしていて美味しい。夏になったらブルーベリーで作りたい。
- 作者:栗原 はるみ
- 発売日: 1991/04/01
- メディア: 単行本
お題「#おうち時間」
