8月にフランスに一人旅をした際、ノルマンディー地方のエトルタという街を訪れた。パリから電車とバスを乗り継いで3時間弱。今回の旅ではパリ滞在+パリから日帰り小旅行、というのをやりたかったので、絶妙に遠いエトルタを選んだ。なんせ響きがいい。エトルタは白亜の断崖絶壁が有名なリゾート地で、逆に言うと崖しか見どころがないんだけど、行ってよかったと思う。(ちなみにナント出身のフランス人に聞いたらエトルタとか知らんって言われた。それくらいの知名度らしい。)
パリからアンテルシテという特急列車に乗り、2時間ほどでブレオテ・ブーズヴィル駅に到着。ブレオテからエトルタまではバスで約30分。バス代は2ユーロ。みんなA4用紙にプリントされた乗車券みたいなのを持っていて、えっ予約制?とちょっと焦ったけど、乗るときに運転手さんに「チケット買ってないんだけど」と言ったら無事その場で支払いできた。近くに券売機とかあったのかな?
到着が昼前だったので少し街を散策してから昼食を取ることに。適当に入ったレストランでムール貝とシードルを注文。隣のマダムを見ていると、貝殻を2つに割り、身の入っていない方の殻をスプーンのように使い、殻から身を取り外してから食べていたので、なるほどそんなスマートな食べ方があるのか〜と思って真似した。その後は崖を散策。
崖はひたすら続いているので時間の許す限り歩いた。干潮の時間を調べて浜辺のほうも攻めてみた。
交通の便はかなり悪い。他のノルマンディーの港街(オンフルールとか)とかにも行ってみたかったけど、移動にさらに1時間半くらい使うことになるし、慌ただしくなりそうなので諦めた。ほかの街にも行くならル・アーブルを拠点に宿泊したほうがよさそう。去年ルーアンには行ったのでスルーしたけど、列車を途中下車してルーアン観光もいいかもしれない。まぁ今回はエトルタを満喫できたのでよかった。
イギリスの対岸にも同じように白亜の断崖絶壁が続いているようなのでいつか行ってみたい。